コラム

 公開日: 2016-10-05  最終更新日: 2017-09-29

現代人が忘れたロマンがあるミンサー織の歴史と文様(柄模様)に込められた意味

 沖縄の織物はすべて「手織り」が基本で、絹織物がほとんどですが、ミンサーだけは手織りの綿織物です。今回は、沖縄のミンサー織について述べます。

 ミンサー織は、沖縄県竹富町が発祥の地で、主に石垣島などの八重山諸島で織られている綿織物です。バックなどの民芸品もありますが、主に半幅帯や名古屋帯が織られています。

 今から、400年前、綿花栽培が始まった竹富島に、アフガニスタンに源流を持つ細い帯が伝えられ、織られるようになったのが起源と言われています。

 ミンサーの語源は、「ミンが綿で、サーが狭いの意味」という説と「綿糸で織った布・綿紗が中国語読みでミェンシャー、台湾ではメンサーだったから」という説の二つがあります。

 やがて、ミンサー織は日本本土に伝わり、武将の武具の紐や荷物を結ぶ紐などに使われた真田紐になったとも言われています。

 本来、ミンサー織は八重山地方で、プロポーズを受けた女性が男性へのOKの返事のために織った細帯でした。綿糸を藍で何度も重ねて染め、下の画像のような五つの□と四つの□の絣、絣をはさむ線は横縞の絣で織り上げます。

ミンサー織

 ミンサー織はの文様(柄模様)は、下記のような意味があります。
 
 五つと四つの星(□の絣)が「いつの世」を意味し、絣をはさむ線は「百足(ムカデ)の足」を意味します。琉球王朝でも、当時は男性が女性のところへ通う通い婚でしたので、つまり「いつの世までも、他の女性に誘惑されることなく、心を私一筋にして、足しげく通って愛を重ねて下さいね。」という意味が込められているのです。

 そんな意味が込められているミンサー織の帯を締めると、ワクワクした気持ちのなるはずです。

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