コラム

 公開日: 2016-08-12  最終更新日: 2016-08-19

『桜』の文様(柄模様)にはこんな意味が込められています。

 「私は桜の柄模様が好きなのですが、桜の着物は春しか着てはいけないのでしょうか?」という質問をよく受けます。今回は、桜の文様について述べます。

 花見は日本だけの文化だといわれています。私も桜の開花を待ちわびる一人ですが、なぜ、日本人はこれほどに桜を愛しているのでしょうか?

 実は、桜(さくら)の語源は、「さ」は『田(稲)の神』を意味し、「くら」は『蔵、倉、鞍』など、坐するところを意味します。つまり、桜は田(稲)の神様のよりしろなのです。
  田の神に「さ・け」と「さ・かな」をささげ、日本人にとって一番大切な稲・米の豊作を祈願したのです。これが花見の起源と言われています。



 桜の文様は五穀豊穣を表した吉祥文様で、とても目出度い文様なのです。ですから、桜の文様(柄模様)の着物は、春に限らず、いつでも着られます。江戸時代の夏物の薄物にも桜だけを描いた着物が残っています。

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