コラム

 公開日: 2016-02-25  最終更新日: 2018-01-27

着物は小紋に始まり小紋に終わる

タイトルの「着物は小紋に始まり小紋に終わる」という言葉は、私が呉服業界に入った昭和の50年代に、よく言われていた言葉です。改めて、小紋について述べます。

 小紋とは、同じ文様(柄模様)が連続して染められた着物を言います。小さな紋と書きますが、これは武士の裃(かみしも)に由来します。裃の背や胸に付けられた大きな紋(家紋)に対し、藩命を表す小さな紋様なので、小紋と呼ばれました。

 江戸時代から明治まで、小紋は無地調の、いわゆる江戸小紋しかありませんでした。

 明治になって、地方の中産階級が増えて、友禅の着物を欲しがる人々が増えていきました。友禅は全て手描きですので、需要に供給が追い付きません。化学染料が日本にも入って来ており、華やかな友禅を量産する方法として型友禅の染め技法が開発されました。

 型友禅は文様(柄模様)の一色ごとに彫った型紙を使い、糊に染料を混ぜた色糊で染めていく技法です。色糊の利点は染料と防染を兼ねていることです。

 型友禅の登場により、様々な文様(柄模様)の小紋が作られるようになりました。やがて、小紋は入卒やお茶席などの準フォーマル着、お茶や踊りのお稽古着、また、お食事会や観劇などのおしゃれ着にと、着る場面の多さから引っ張りだこになっていったのです。

 江戸小紋や飛び柄の小紋は準フォーマル着に、更紗などの柄模様が多い小紋はカジュアル着に適しています。また、小紋で長羽織や長コートを仕立てても素敵ですね。

 多種多様な種類がある小紋は、何枚あっても重宝しますし、また、着て楽しい着物です。今一度、小紋の魅力を見直して欲しいですね。
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