コラム

 公開日: 2015-06-08  最終更新日: 2015-08-27

夏を快適に過ごせる小千谷縮とは

 現在の新潟県魚沼地方では、1200年前から、イラクサ科の多年草・苧麻(ちょま、カラムシとも言う)から取った繊維(青苧)を原料に布が織られていました。この布は越後布と呼ばれ、越後上布の起源です。

 上布とは、当時一般的だった大麻や葛などの繊維で織った布に比べ、柔らかく、光沢も色あいが良く、上等の布という意味です。

 江戸初期に、明石次郎という人が越後上布に工夫を重ね、縮布を開発しました。これが小千谷縮です。

 越後上布も小千谷縮も平織の布ですが、小千谷縮は緯糸に強い撚りをかけて織り、織りあがった布をお湯の中で丹念に揉み込みます。すると、布が縮み凹凸のシボが出来ます。

 麻は吸湿性、放湿性、冷感性などが他の繊維に比べずば抜けて高く、高温多湿な日本の夏に最適の布です。その中でも、小千谷縮は独特のシボがあるので、汗をかいてもべた付かず、風が良く通り、とても快適です。

 欠点はシワがつきやすいことですが、霧吹きで水を吹き付ければ自然に取れます。また夜に、シャワーをかけて浴室に干し、換気扇をつけておけば、翌朝には乾き、さっぱりするので夏の旅行にも適しています。

 肌着、長襦袢、腰紐なども小千谷縮や麻にすると、ビックリするほど涼しく、さわやかに夏を過ごせます。この夏、ぜひ、お試しください。

 小千谷縮などの麻繊維は、とても丈夫な生地です。洗濯は、自宅の洗濯機で洗濯ネット(着物用)に入れて、頻繁に洗えます。アイロンはかけると、凹凸のシボが伸びてしまうので注意しましょう。

当店のHPはhttp://www.orieya.com/

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