コラム

 公開日: 2015-02-08  最終更新日: 2015-08-27

きものの種類は制作工程で分けると二つです。

 きものは制作工程で大きく分けると、糸を染めたから織る先染めののきものと、白生地に織ってから染める後染めのきものに分けられます。

 先染めのきものの場合、一色の糸で織ると無地のきものに、二色以上の糸を経糸に使って織ると縦縞に、緯糸に使うと横縞に、経糸、緯糸の双方に使うと格子のきものになります。また、糸をくくって出来た絣の糸を使って織ると絣のきものになります。先染めのきものには、結城などの様々な紬やお召があります。

 一方、後染めでは、白生地を一色に染めると無地のきものになります。また、絞りやロウ、糊などで防染して様々な柄模様のきものが染められます。防染して染められた後染めのきものには、留袖、訪問着、附下、小紋などのきものがあります。

 現代では、冠婚葬祭やお茶席などに着るきものは後染めのきものが正式で、先染めのきものは普段着というのが一般的な認識だと思います。

 しかし、江戸時代になるまでは、先染めの織物が後染めの染物より上位のきものでした。これは、公家社会においては、織物が中心に隆盛していたからです。後染めの染物が高級品、正式のきものという位置づけになったのは江戸時代になってからです。

 以上のことから、紬の白生地に後染めしたきものやお召のきものは準フォーマルとして着用しても構いません。

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