コラム

 公開日: 2014-06-07  最終更新日: 2016-08-26

本物の友禅 偽物の友禅

 今から約350年前の江戸時代初期、扇絵師の宮崎友禅斎が考案したといわれる友禅染。それまでの模様染めの絞り、刺繍などにない鮮やかで美しい模様染めが可能になりました。友禅染の登場によって、日本の着物文化は大きく発達したのです。

 友禅染は16~18もの作業工程がありますが、主な工程について説明します。
①草案・図案 ②白生地を仮絵羽(着物に形にあらく縫う) ③青花(ツユクサの花を絞った汁)で模様の線描き ④糸目加工(③の線の上に糊置き) ⑤挿し友禅(④線の中を染料で染める) ⑥糊伏せ(染めた柄模様を糊と挽粉でふさぐ) ⑦地染め(地色を引き染めする) ⑧蒸し(蒸気の熱で色を定着させる) ⑨水洗い(糸目糊、伏せ糊を洗い流す) ⑩整理(乾燥、湯のし)
 友禅は分業で行われ、それぞれの工程に熟練の職人が必要です。

 悲しいことに、最近では、ダック友禅、機械捺染(プリント染め)、そしてインクジェットが、何の説明もなく,友禅として売られているのが現状です。その結果、本物の友禅は激減し、流通する友禅の1%を切っており、消滅の危機です。
 
 350年続いてきた本物の友禅は、飽きることなく孫子の代になっても後悔すること無いものですので、頑張って1枚だけでも手に入れて欲しい着物です。

 本物か偽物かの簡単な判別法は、柄模様の裏を見て下さい。裏表が分からないほど染まっていれば本物です。

当店のHPは http://www.orieya.com/

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